詩人:雪 螢
間に合わない時なんてない
逸らない夜なんてない
急かさなくともちゃんと此処にいるから
そんなに背中を叩かないで
私たちそんなに固くない
どんなに深く感じていても
私たちは結構考えてるのよ
どんなに冷たい月に照らされても
私たちは生きている
生きている人なのだから
迷わない人なんていない
間違えない人だっていない
だからこそちゃんと覚えていて
ゆっくりでも歩く私たちの道を
私たちそんなに弱くない
どんなに脆く壊れやすくても
私たちは結構強いのよ
どんなに短い命であっても
精一杯生きる
それが出来るのだから