詩人:哀華
真っ青な空が
1センチ欲しい
君の体に悪魔が
住むと言うのなら
明日の分の
苦しいを一つ
この手に
分けて欲しいんだ
何も言わずとも
伝わるが故に
君の"苦しい"が
少し分かるから
明日の分の
悲しいを一つ
この手に
乗せてほしいんだ
君のその目が
泣くのなら
この目も
一緒に…
そう思う
真っ青な空が
1センチ欲しい
四角く切り取って
この手にそっと
乗せて欲しい
いっそこのまま
悲しいまんま
いっそこのまま
哀しいまんま
二人見上げて
溶けていよう
恥ずかしく
なるくらいの
真っ青空に
2004/05/24 (Mon)