詩人:涼暮
ずっと一緒にいようねと
嘘になってしまいそうで
言いたくて言えない言葉がある
守られなかった約束の
報われなかった願いの
その罪深さを
誰よりも知っていた
星をたどって
未来が見えたら
約束も誓いも
怖くなくなるのかな
それともまたそれすらも疑って
幸せを見失ってしまうのかな
ねえ、ずっと一緒にいたいねと
重すぎる願いに何を託して
君は何を思うのか
それが怖い
失うことが
君の、その瞳を
君の、その唇を
君の、僕を呼ぶ声を
失ってしまうこと
それが僕は怖い
2009/02/21 (Sat)