詩人:番犬
お前の面に泥を塗るのが好きなのさ
お前の左手の札束と
お前の右手の握手が嫌いだ
ブルジョワジーVSプロレタリアート
結局は支配権が欲しくてたまらない
ハイエナだって礼儀は知ってる
骨まで食って糞にするからな
ウジ虫だって涌くべき所を知ってるぜ
お前の立ち位置を変えてやりたい
グランドキャニオンの光景は
時代の流れの深さを刻んだ
人間の年輪はただの老化で
得たように見えて空っぽだった
今夜も戦車は民家を潰す
今日も地雷が自由を奪ってる
クルド人もロマ人もバスク人も
本当は他人の痛みに興味はない
自分たちの為だけに言葉を発してる
少しはハテナが浮かぶけれど
別にどうでもいいのさ
これは余裕がある奴の戯れ言だ