詩人:冥
コンクリートに点を描くぽつり、ぽつり予報外れの雨水玉模様だ、とコンクリートを指差す間あっというまに、コンクリートを色濃く染めた水玉模様は見えなくなって、僕は走って、雨粒から逃げるばしゃり、ばしゃりあぁなんだ、そこにもあった水溜まりに落ちる雨粒が描く、水玉模様「綺麗だね」僕は足を止めてしまった