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詩人:鶉ック カロメリック
やはりここで
まちがいなかった
やはりあなたで
よかったのだ
あなたがいたじじつ
それがわたしをたたかわす
たたかいはこどくだと
しったこと
まけることはくやしいのだと
わかったこと
なんどもおわりに
したかったこと
あなたのそのこどくな
たたかいをしっていたから
しっていたのに
わたしはきづかぬままに
そまることをして
あなたのたたかいの
しんいをなおざりにした
今
思います
たたかうことへの
たたかえることへの
よろこびと
よろこびと
わたしのたたかいは
うらぎりとのたたかい
ひととの
そしきとの
じぶんとの
うんめいとの
ああ
このばしょで
まちがいない
わたしのたたかいは
わたしのすむこのまちの
ただひとつの
やくそくを
ただひとつの
ぶきとして
あなたのきせきを
なぞるよう
あなたのきせきを
こえるよう
space
そこに存在する
あなたとわたしとの
見えない鎖