詩人:浅羽
真冬に咲いた君の
微笑みは純粋で
染まる事を知らない
真白の百合みたいだ
君がくれた
温もりはもう
消えた消えた
消えてしまった
いつか二人で
見た景色は
白く白く
白く染まった
降り注ぐ
哀しみだけが
君の影を
花で飾った
残された
僕は一人で
百合の花を
空に落としたんだ
凍えて泣いた月の
涙が零れ落ちて
21グラム減った
身体に降り注いだ
君がくれた
温もりはもう
消えた消えた
消えてしまった
いつか二人で
見た景色は
白く白く
白く染まった
降り注ぐ
哀しみだけが
君の影を
花で飾った
残された
僕は一人で
百合の花を
空に落とした
そしてまた
道は違えて
どこか遠く
すれ違って
気付かずに
君は笑って
日々は過ぎて
夜が嘲笑うのさ