詩人:たかし ふゆ
テールランプの赤い波うねるジャンクション淀川の川音と、冬のにおいと裸足で歩いている子供が、海の向こうにいる鳴り響く爆撃音と、血のにおいと彼らは銃を拾い上げ、平和と、住む場所を僕らは自由主義詠い上げ、権利と、名声を求めるそんな大人になりたくなかったなってしまった現実の中で、何をすればいいだろう淀む想いと、ヘッドホンから流れ出る音楽いつまで子供のままでいられたのか、という問い掛けでさえもはや、つかの間の輪郭