詩人:JAM
君からのメールが消えてゆく
それでいいんだって前は考えてたけど
もうあと少しで完全に消える
メールは
君と僕の関係を目で確かめれる
ただ一つのものだった
君が言ってくれた
優しい言葉は全部メールにあって
君が言ってくれた
優しい導きは全部メールにある
それらを何度読み返したのかな
何度も何度も読み返しては
安心した
何度も何度も読み返しては
泣いた
けれど
もう読み返すことは出来なくなる
君からのメールが消えてゆく
自分から全部を削除することはできなかった
だから
自然と消えていけばいい
そう考えてた
でも
思わず
残ったメールを全部保護しそうになった
君からのメールが消えてゆく
決めた
もう君からのメールを読み返すことはしない
メールが全部消えた頃には
僕は
もう君を想って泣くことは
しない