詩人:きよたか
僕らはきっとひとつなんだろう。
色も形も違うけれど
産まれて来てから死ぬまでの、辿る道筋は似ているだろう。
何かに悲しみ、涙して
何かに喜び、涙して
誰かと笑って、生きていて
過去に浸って、下を向き
未来を思って、悩んでる。
誰もが孤独と戦って
誰もが誰かを求めてる。
素直な君が羨ましい。
明るいあなたが羨ましい。
優しいお前も羨ましい。
僕らはきっとひとつなんだろう。
容姿も性格も違うけれど
生きてく中で感じる事
きっとそれは似ているんだろう。
どっかの国の金持ちと
どっかの国の働き者と
手にする物は違っても
求める物は似ているんだろう。
産まれたばかりの赤ちゃんと
100歳こえたおじいちゃんと
重ねた時間は違っても
求める物は似ているんだろう。
僕が誰かを求める様に
誰かも誰かを求めるんだろう。
僕らはきっとひとつなんだろう。
今はきっと少しだけ
ほんの少しだけひび割れてるけど。
ひとつがふたつにならないように。
心と心で繋がるように。
僕らはきっとひとつなんだろう。
見た目も言葉も違うけれど
産まれて来てから死ぬまでに交わす
『ありがとう』と『ごめんなさい』はきっと
きっと同じくらいなんだろう。