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[16171] 予め用意された有り得なさ

詩人:高級スプーン

真っ暗な空が
自分の体を支え切れず
落っこちてきた
押し潰されそうになって
僕等 息も絶え絶え

ふとした瞬間
当たり前の日々が
有り得ない過去に
変わって
昨日恐竜に
襲われる夢を見た
それはきっと
薬のせいじゃなく
前世の記憶かもしれないよ

信じてくれないかもしれないが
実は僕も預言者の一人
これから先
どうなるかといえば
愛されないものが
居なくなって
近いうちに平和を
知るだろう

有り得ないって?
そう言うなら
僕に君の予知を
信じさせてみて

あの真っ青な空が
再び天に昇るって
信じさせてみて

2004/08/19 (Thu)
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