詩人:自己満足 2
オレの言葉は誰にも届かない
それもその筈だ
オレは自分が悪人だと言う事を忘れている偽善者だ
大勢に迷惑をかけた
そして傷つけた
だから
大勢が俺を怨み
そして憎んでいる事だろう
こうして自覚してみると
その償いはオレのお粗末な「詩」
じゃ駄目だ
「死」の一報でも届けない事には
言葉が音を伴って響き渡る瞬間は訪れ無いだろう
悪人は必ず裁かれる
法を犯した罪は己の身を持って償ったが
誰かが俺を怨み憎しむのなら
その罰を与えられても 敢えて受け入れよう
ただ 一言述べさせて貰えるなら
オレも辛かった 後悔した
そうなりたくてこうなった訳じゃ無い
「詩」と言う形でいつも探し乍
時に たらたら吐いている
いつか、誰かに オレの本当の気持ちと
愚かさを 伝えても届かなくても
そして、どんな言葉でも良い
本物の君の声で罵倒し
踏み潰してくれ
オレの微かな希望を打ち壊し
夢から覚めて 過去から離れさせてくれ
何時でも罰を受けられるように
実は どうやらその日が近くなった
そんな気がするんだ…