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詩人:高級スプーンあと何年
いちにのさんで
飛び出した一歩は
しゅっと射精する速度で
放たれた北のミサイルのように危うい
着地点が薄氷だったらどうするの
そんなことお構いなしに
全身全霊前進する君が
イケメンマッチョなAV男優よりも
格好良く見える
真似した咆哮が喘ぎ声にしか聞こえない
こんな僕でも
そんな横顔
凛々しい一歩を踏み出せるかな
未だ震える両足を
武者震いだと言い聞かせ
賢者タイムのあとも興奮冷めやらぬ
夜通しヤッて夜が明け
腹上死したおじいちゃんみたいに
コンピューターおばあちゃんでも
解けない問題にも立ち向かいたいよ
これ以上のおしゃべりや前戯は不必要
いざ一歩前へ