詩人:†piyomaru†
好奇心で生きものを飼う ありふれたこと 動物にしても決まった時間に餌がもらえ 狩りをすることなどなくなる やがて野性の本能は失われる 牙は抜け落ち 目はあの頃の輝きを失い 筋力は落ち 早く走ってた足さえ鈍る しかしそんなことさえ気にしなくなり 今日もご主人の機嫌を伺う なんて哀れな姿だろう あの頃の輝きはどこに… 平和な暮らしのなかで野性が日々失われていく