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詩人:阿修羅
強く、ならなければ
呼吸が出来なかった
とにかく、酸素
それだけを求めて
がむしゃら、に生きたら
どう生きれば良いか
解らなくなってた
今更、好かれるように
だなんて
執着ほど
怖いものはないのに
気付いたらそう
なってた自分が
情けない
護る殻もどこかへ
いってしまった
そのせいで
どうにもできない
切り捨てる、なんて
簡単だったのに
理由は解らない
けれど
涙が止まらない
どうして
何も見なくて良いように
眠ってしまいたいのに
妙に静かな夜
すきで、きらい
開かなくなれば良い、瞳
何もない、あたしは
弱い
認めたら
止まらなくなるから