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[141240] 箱庭の願い

詩人:栢徠

軋んだ音を立てながら
回り始めた歯車たち
一つ一つがあってこそ
この中の世界がある

強くて脆い歯車が
奏でる音色は希望か
または絶望か
儚く響くその音を聴きし人は
何を思い何を感じる?

もし、神がいて願いを聞くのなら
「運命」という名の箱から出たい
それだけが、望み

傷つき壊れた歯車
動く事無い命の姿に涙した
儚く消えたその後に
何を残して何を糧に生きていく?

今日まで生きたあなたの思い出
夢見た瞳は、今何を見る?
この自由の空で

もし、神がいて願いを聞くのなら
「運命」という名の箱から出たい
それだけが、望み
それだけが、望み

2009/03/18 (Wed)
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