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詩人:カナリア
彼はあたしを
依存物だって言った
“ ”よりも依存性が高くて
“ ”よりもいい感じに堕ちられるって
俺の大切な依存物でいてねって
あたしを抱きしめるその腕には
彼の名前の一部がぐにゃぐにゃとうごめいて
自由になりたいと
叫んでいる
あたしは知ってるんだ
この人との永遠なんて
ないんだって
彼があたしの事を
認識出来る時間が少なくなっていく程に
あたしのココロに刻みこまれる
タイムリミット
あとどれくらい?
あとどれくらい一緒にいられるのかな?
あたしが買ってきた
今年のカレンダー
9月の所に描かれてた
キリンの絵が可愛くて
彼と一緒にこのキリンが見たいと思った
永遠じゃなくてもいいから
せめてこのキリンが見れるまで
あたしは彼の
依存物でありたいと願った