詩人:甘味亭 真朱麻呂
本当に心の強い人は他人のために涙をわざわざ流せ自分の気持ちに正直であるから悲しいことをいちいち隠したり 笑顔を封じ込めたりはしない
僕みたいに涙を恥ずかしさや強がりなんかで隠し 笑いもせずに励ましさえも無視する僕なんかには絶対に流せない涙を流すよ 本当に心の強い人ならば
誰かが流した涙の中に光が見えたら
手を伸ばし新しい明日にふれてみよう
こわがらないで
ふれてみればため息をつくほど大したことはない
素晴らしい輝きがふれた人を包み込んで温かい気持ち
この胸を満たすよ
心地よい風
扉を開けばその先に待つのは新しい自分とこれまでとは違う新しい日々と 新しい光
世界を変えるのさ
新しい今日の扉を開くたび
新しい今日をむかえるたび
世界は変わるのさ
変わって見えるはずなのさ これだけは嘘じゃない ぜったいさ 傷だらけの日々と笑顔さえ浮かべられないそんな悲しい毎日はもうこの今日1日の訪れと共にさよならをして 今日はもう昨日と早いうちから呼んでおき昨日の扉を閉めて 新しい明日のドアノブを握りしめ 勢いよく開け放つ 新しい明日へ 光に包まれて いまその先に待つ何かがなんなのかは知らずともおそれは不思議になくて僕はまた新たな1からのスタートラインに立ちこれからの残りの人生(こと)をまじめに果てしない空を広い一つのキャンバスに見立て想像を注ぎ込み膨らませ描くのさ
ただ一つのただ一つの真実に近づくための本当につかみたい本当につかむべき夢を 悔やまないように戻らぬ終わりに悲しむのじゃなく今日を大事に生きるよりもその中の一分一秒さえも無駄にしないように生きることがとても限られた時間のその中でしか生きられぬ僕には最善の生き方だと思うきっとこれからは忙しくなるよその分でも楽しくもなるよだって追いかける夢が決まったんだから後はそれに向かい歩いてゆくだけさ。