詩人:如月。
しあわせに幸せに
幸福には なりたくないのですか
なぜ自らを傷つけるのです
あなたを傷つけた相手は
餌のみを欲しがって
愛と錯覚した
だから それは傷です
傷は修復が必要で
その傷にまた傷をつけ
傷口開き
修復する過程
また傷つける
傷つけた相手は
あらゆる人魚の心身を食いつぶし肥大化し
その骨
渇いた砂漠に
その残骸
黒色の白衣着た女が
捜索し 獣を捕らえに征くも
我を失った
あなたは
自ら餌になろうと
また獣の前
人魚の尾を
砂漠付近で 飛沫かせて
未来から
声 聴こえて来る
やめて やめて やめて
やめて
だから やめろ
ブロイラーの餌となるな
修復させよ
その傷という傷を
その麻の薬のよな時に背を向け走り去れ
修復の時を