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詩人:雪 刀寿
テーブルの上で
歌う天使
いっぱい
小ぶりの家から、ラブリーピャノが鳴る音、プッチーニ
窓の はじっこに、少し見えた、丸い耳たぶ、ソフトな聞き手、
あわい胸チェリーシャボンにとかす庭の空・朝色
みててよ
今すぐ おなかのむき出し歯をひらくからさ
流れくる 新しい風は、 まろやかな音するデインギー・パワー、
縁側がヨットになって、カーテン旗・泳がせる
青雲に乗っかって、食堂めぐり、と行こうか
あちこちの家族のテーブルに
べったりひじついて挨拶
今後も、シスター&ブラザーのフィールミックス・口論バトル、
よろしくね
それぞれのパパ・コックが、親指立てて Vサインしてくれっかな?
そして また、
なにげなく、
いそいそとショッピンッグに 急ぎ出かけるファミリー列のそばから、
行き先を変えるように風を回す
困った顔しておかないと、
時々、
かえって不安だから、
冒険しむけるの
ただよわせるスリル小嵐を、チューイング・ガムでかえしてね
ヒトゥ〜〜 セレナーデし合おう、
夕方の終りに
窓の外の
オレンジ薄日を首にかけて
夜はむき出し
顔を作るな
飾るな
休んで泳がせとけ
息づきがてら、うれしっ気
「君とは恋はしない」
そんな反対の表現し、
紅茶の横に置いておく
スッキ・スキの 深み・・・
ぼくらの裏側には、ヒストリーが複雑に飲み込む
愛のごはん
おかわりの おあずけ
みてるだけで、
思うだけ
じっと、くちもと、はめば、
寝ながらゲップ満足かみしめれ
ねいりばな、
めぐった、
フレンズ・ネクタイお揃い
あま丸く、あいまい
一緒か? もう会えないか
会えたらめっけもの
ふくらむ思いが、そこいらじゅうを たゆたって、
くっきりせず、少しずれがある、
お互いの行き違いが、自然で本当
柔らかい 揺らめきぐせが、
持ち味だった
遊び余裕の
花畑
委員チーフだらけのみんな