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[119334] この恋が永遠になるまでに

詩人:甘味亭 真朱麻呂


あれほど苦しい思いをしたのは実は初めてで
すごくもどかしくて仕方がなかったあのころ
それというのも君に恋をしたかららしいんだ

君を見かける度
なぜかキュッと胸が締め付けられる思い
言えない日ごとに痛くなる
なぜかこの痛みから解放されるには打ち明ける以外にないらしいけど傷みから解放されたいはずなのに言えないままでいました

'好きなんだ'なんてなぜかは知らないけど
恥ずかしすぎて言えませんでした
認めたくない心の奥で君がキラリまぶしすぎて 思わず目をそらすけど
本当はずっと見つめていたいその可憐な横顔を

ただこうしてじっと遠くから眺めているのが僕には精いっぱい
やがて時が過ぎて何もかも過去のことにしくれるのを待つように
この思いから逃げていた それでも加速する気持ちは変わらず
ありのままの自分をさらすのはあまりにも勇気がいるもので
逃げ道をひたすら君の影をおそれわざと勝手に嫌いになってみたり 違う道を選んでなるべく見ないようにしたりしていた
それでもちらりと少し横目に映った君の横顔はやっぱり変わらずまぶしすぎて
相変わらず僕を骨抜きにするんだ 思いとは裏腹なまでに
それなのに言えなかった
言えずにさよならさ
打ち明けられもせずに本当の気持ち隠したまま
ただどうしようもない切なさだけを残したまま 過去のほろ苦い思い出だけを抱いたまま
僕は大人になるのか
いつまでも忘れられないままなのか 記憶が仇になる 時々わがままにうらんでたり…
そう思うとものすごく悲しかった
恋なんて…恋なんてするものじゃないな
なんて思ってるにも関わらず捨てきれなかったということはその中にあるいやしさを隠す口実で紛れもない事実でごまかせない真実だから僕は愚かな恋をしてた 君にふられても言えばよかった それが君を好きになった人なりの決着の仕方だと

2008/01/19 (Sat)
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