詩人:甘味亭 真朱麻呂
猫は背を上げて
手を伸ばしてあくびしている
僕をそれをただ眺めているだけさ
ただずっと退屈な日々はこの先も明日も明後日も素敵なメロディにのせながら回るのさ
始まりはいつもいつだって小さなことからで いつからなのってあの日から僕が気づかなかっただけで聞こえてたらしい
今も実はね部屋の中流れていたりして
世界中 もしかしたら宇宙の彼方にある惑星にもそのメロディは流れて聞こえてるのかもしれないな
そしたら悲しいけど
僕には関係ないなんて…おおありさ
倦怠ブルース奏でよう
悲しくたってね
奏でる以外に生きられるすべはもうないから
聞こえてたんだな
始まりのメロディ
あの日 あの時
この世界に生まれた瞬間から しくじったそう思ったなら悲しくなり思わず涙がこぼれ落ちたんだ
ラララ… ラララ…
いつも泣いてしまうのさ それは仕方ないとわかっててもそれもわかっていすぎるんだだからわかっていすぎるからこそ悲しみも深くなりそれよりさらに深く心底に沈むように重く一気にバーンと落ちるように突き刺さる。