詩人:ならか
制服をみて憧れていた頃もあったのに いまでは制服をみれば そんな時もあったなと憂入れる ああ、いつのまにか時は過ぎ去り 私は「子供」と呼べない姿になってしまった自らの変化にはあまり気付かないが母の小さくなった体をみて 母を見上げていたのはいつだったか思い返すが 忘れてしまった自分が立派に成長したとは思えない 月日に身をまかせここまできた あぁ 諸行無常とはよく言ったものだ