詩人:奏
ロウソクの揺らぐあの小さな灯りでも君の手元ぐらいなら照らすことが出来るよね僕の命に火をつけて精一杯燃えるから闇に染まった君の元に僕を連れて行ってよ前も後ろも分からない音さえ聞こえぬ闇の中僕の灯りを頼りにして一刻も早く出ておいで君が闇から逃れて来たら僕は静かに燃え尽きよう僕の使命は灯りをともし君を導くことだからロウソク並に小さい灯りそれでも必死に燃えるから君の側に連れて行ってよ