詩人:どるとる
盗まさせてもらうよ
君の可憐なその瞳
盗まさせてもらうよ
君の純粋なその心
君は誰より 美しくて
誰から見ても多分同じくらいに素敵さ
光り輝く宝石のような星たちが光る
そんな夜に
屋根から屋根へと飛び移りながら
君の部屋の窓から
風のようにあらわれてサッと君を連れ去る泥棒さ僕は
この世界でいちばん
愛してる人を
「恋人」と呼びたくて
名前で呼びたくて
僕は君を盗むよ
ますます君が好きになる 見つめれば見つめるほど
ブラックホールのような終わりのない君の魅力に吸い込まれていく
今夜こそはきっと
君を落としてみせるんだ
盗まれてもらうよ
君の白いその手足
盗まれてもらうよ
君のその素直な心
君は何より美しくて
きっといつまでも綺麗だよ
君に盗まれた心は
もう二度と返さないで君が持っていてよ
心泥棒よ。