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詩人:甘味亭 真朱麻呂
その扉を開けばきっと新しい世界がそこには見える 朝目覚めたら何かがまた始まる新しい何かが僕を待ってる夢を終わらせる目覚めの扉の向こうで光りこぼれてる現実の隙間から光を斜めにそこに差す
それが新しい今日という1日の始まりの合図であるいつも欠かさず行う人類に共存するすべての生き物がするべき仕事…つまり共同作業です
ささやかな決まりのない小さな小さな使命なのです
朝がおずれる度
またその感覚や昨日願った想いや捨て身の望みや残した祈りも忘れられていくが確かに僕は昨日という今日の暮らした証拠として今日(いま)という今日(いま)を生きてることからその答を見出すのさなんなのかなぜなのかもその繰り返してきた今までのすべてが嘘じゃないと教えてくれるだろう 昨晩の夢にみた日ほどきれいじゃないきっとね だけど描ききれなかった何かも明日のために拵(こしら)えた悪巧みも『面倒だから、いいや』の一言で永遠の中に消える麗らかな春の日だとしても いつも
どんな大変な慌ただしいしくじった人生に周回遅れの僕なのにそれよりまたついでさらに遅刻しそうな朝だとしても
いつも いつも いつも 終わりの日の朝だとしても 昼とか夜だったりしたって 同じだ それは ずっと変わらなく 不変不動の真実の作為(ろうどう)による働きなんだ または世界の掟 幅広くつながる全世界の人に分配されたこれだけは絶対に乱すことのできない僕が生まれるずっと前世界が誕生するより前から誰かおそらくはこの世の創造主(かみ)が僕らには権限すらなく決められやしないが許しや断りもなく最初から生まれたときから教育される教え叩きつけられるその場所での最低限の様々ある決まり暗黙のルール正しさを絶対にした正義という名の元にある絶対ルールそしてその創造主自信がすべてそれが正しいとでも思ったのかわからないが取り決めた最初から即決されていたしごとなんだ。