詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らはなんのために幾多もの日々を繰り返し今を積み重ねて必死になって夢を掴もうと幸せになろうと何ひとつない闇の中へ身をささげいつかは誰も光の届かない終わりに向かうのに
さみしさが僕に語りかけてくるよ
時々僕は生きることに自信をなくし生きていくことや生きていることに疑問を抱き答を出せないと苛立って壊れたブリキのようにやたら自分を傷つけ励ましさえも遮っていた
君はただそこで当たり前に自然な形振りのままですぐそば近くで笑ってくれればいいよ
ありふれた毎日に身をあずけ絶え間なく続いて行くそしてまた僕も何かしらの夢を追う旅人さ ラララ…
明日の朝また僕も度に出るのだろう
滑稽なダンスで世界をふざけながらも渡り歩いていければ
そして君はただそこで僕に笑いかけて
二人笑い合って他愛もないことを言いながら突き刺さる言葉の奥に罪悪を感じながらふざけあっていることもこれもとても欠かすことのできない必要で大事なことなんだよ一度限りのしかないものだから
そんな風に作り上げていくたくさんの場面そして繰り返すすべての生命(いのち)輝く営みの中でありふれた当たり前なありきたりなきらめきながらときめく想いに僕は素っ気なく届けよう
冷たい世の中の態度(すがた)が変わる時をひたすらなまでに待ちわびるかのように立ちすくむ 昨日と何ひとつ変わらない今の中で 1日の途中で不覚にも気紛れに眠ってしまった
夢の中へ 覚めない眠りの中へ 深い底の見えない 闇で見えない 深すぎてよどみすぎて果てのない日々を歩くのみで仕方ない 今この時もずっといつもいつだって そんな
日々はまるで悲しく切ない物語みたいだな悲しき物語の主人公(ヒーロー)や女主人公(ヒロイン)じゃ切なくてしようがないしあまりにも悲劇的すぎて突発的すぎてヒントもなく訳が分からずどうすることもできないのも当然で仕方ないよね。