詩人:甘味亭 真朱麻呂
答のない毎日にそっと疑問を抱いて
歌をうまく歌おうとしたけれどうまくなんて歌えなかった
いつも下手くそな歌しか歌えない僕はみんなに嫌われていった
可哀想になんて同情なんてものはいらないさ 必要なのは当たり前な愛というものだけさ
抱きしめ合えば近づいてくる終わりにも悲しまないで
少しは痛みが和らぐかな
少しずつちょっとずつではあるけど何かが変わる気がしてる
新しい光が僕をその先で待っててくれるようなその先に僕を迎えてくれる何かがあると信じたなら
歩き出そう
どんなに不器用でも
不細工でも形をちゃんと成している
確かなものなんてないのさ そうなんだと思い込むその心のどこかで自分に忠実などんな悲しみにも負けない強さがあるんだって君はいつか語ってた
らしくないななんて言わずもがなわかっている 正しさなんていつか君の中で強く信じたなその揺るがぬ真実の光がきっと正しいのさ きっといつかそれが正しいとわかるから
きっと きっと きっとステキなメロディーになって君を取り巻く生活を変える輝きを与え闇をかき消す誇りにさえにだってなるんだ
だから唇を噛み負けそうな自分を戒めたなら大地を蹴りあげ走り出せ雄叫び世界に吠えるように
旅立ちは早い方がいい
早いことに越したことはないから
歩き出そう
新しい明日へ
新しい未来へ
新しい日々へ
何もかもを塗り替えた
変わりゆく悲しみを思わせない 忘れさせるんじゃない
ずっと君の記憶に残しておくための小さな一時的な瞬間の傷みです この蒼い寂しさは。