詩人:雪 刀寿
詩文が遠くで鳴っている
ついでって感じで流れてる
話をかすめ取り、自分なりに膨らませる うれしがるために
聞こえない部分があってもそれはそれでいい
自分本位に会話を進める
なぜなら、浮かれた話をしたいので
お相手も気の長い話に乗ってくれるから
多趣味・・人さまざま
まちまちな好み
ジュンな言葉ミュージック
たっくさんの言語や発音
とぎれとぎれの言葉を うすうす
ふざけぎみに、軽やかに、踏みしめるだけ
時にはからかわれたり
でも芯はまじめに真剣
妙に懸命に食らいつこうとしてみたり
震えて揺れる
やわらかソフトに
じっくり胸を包み込みながら、
すすんでゆく