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[119886] 2つの瞳2つの世界

詩人:甘味亭 真朱麻呂


なぜか叫ばずにはいられないほどの免れぬそれは運命よりも宿命に近い魂の呼び合い
嫌だ嫌だ同じ思いばかりが通い合い
今の僕と昔の僕が同時につぶやいた声が同調してハモリ出すフィーリング

2つの瞳には 2つの世界がある
2人の僕と 2人の感情(こころ)もある
あのころ見てただんだん変わりゆく世界を生きる僕と今を見つめ生きる僕で

仕方なくてもやらざるを負えないにしたって悲しいので泣きながら階段上る
終わりの闇へと続く永遠の物語へ 僕はその先を知らない
永遠に知ることはない 知らなくてもいいことなのかなあ
その先を生きれないこの場で消え失せる僕には関係ない世界の話なのかなあ
瞬間に涙こぼれ何度考えても悲しい終わりに僕は崩れそうになる簡単に…だって悲しいから…悲しいから…悲しいから……悲しいから

誰しも同じだって知ってはいても それは油を注ぐから聞きたくもない言いたくもないがされど真実には変わりない
この世界で最も残酷で悲しい真実には変わりはないから
そう命を終わらすため誰にだって訪れる絶対的な絶望的なことのになぜだかいやだと今日も悪あがき
無意味な悪あがきをする仕方ないって承知の上であるからこそ精いっぱい抵抗したいんだ せめて
だからこそ
それ故に終わるのにみんながんばる奴も好き勝手に生きる奴も面倒と言い張る奴もみんな永遠はないんだと知った上承知で生きている どうにもできないからじゃなくどうにかするって自分なりの答追いかけ日々を繰り返してる 今日もまたどこかでいつかその日がくるのかと空に不安を浮かべて誰かが今日も終わりを司る死に神の顔を見た

そうしていつか僕もおがむだろう
その死に神の面を。

2008/01/28 (Mon)
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