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詩人:どるとる
予言は予報をこえられないのです
予報は当たるのは高確率だけど
予言はまったくわからない
虚構の世界は
否応なく
滅びゆき
やがて
実像の世界が
縫い込まれる
ほころびの上に
僕らは単なる偶然の上を歩く やがては散りゆく 一枚の枯れ葉
かすかな風にさえ怯え 日々を暮らすのさ
徒然なるままに
僕は生きていく
そして胸糞わるい
世界は滅びゆく
あとに残るのは
お気に召された
見目美しい景色だけ
さあ 描こう
幸せなだけの物語
涙はもう必要ないさ
これからはただ
笑っていればいい。