ホーム > 詩人の部屋 > 箕喪 木陰の部屋 > それはいつも かわらないこと > 投票

箕喪 木陰の部屋  〜 「それはいつも かわらないこと」への投 票 〜


[103162] それはいつも かわらないこと

詩人:箕喪 木陰



心をごっそり抉り取られ
手の届かない 自由を求めるが


想いは 伝わることのなく


高々と燃え上がっても
最後は灰になり 砂と化す



歩く道は いつも不安定で


地を 踏みしめているのか
天を 彷徨っているのか わからない


けれど ハッキリしているのは
鎖が身体に 絡みついていること


それはいつも かわらないこと



時々夢に 出てくるのは
泣いてる私 座り込んでる私


いつも私の中にいる私は
作り笑顔を浮かべて 笑ってる


喉に誰かの 呪いがかけられたのか
その先からは 声にならない


本当の声は届かない
私の想い 伝わらない


     ※


もう届かないとわかっていた

だけど
諦めたくはなかった


     ※


それはいつも


かわらないこと


2007/06/09 (Sat)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -