詩人:放射能]
ずっと
負け通しだった
身体が育つのより早く
復讐は強大なまでに
膨れ上がり
凶悪なまでに
切り刻み
病みまくった
力が足りない折には
噛みつきもした
首も絞めたし
制御不能って感じ?
正しいとか悪いとか
人事不省の状態で
それはウラでもって
強打するための
そして
奴に向かって
バットを振り上げた
感度が忘れられなくて
ズキズキを
やめられなくて
過去へダイビング
田や山しか見えない
道を歩いていた
不信や不満に
喘いでいた
こんなところで
埋もれたくないと
見計らったかのように
逆上開始!
勝てば
勝利の余韻に
ひたれる
しかし
負ければ
圧倒的な屈辱
お前が味わえ!
お前が噛みしめろ!
殺すつもりの
そして
バットを振り上げた