詩人:真姫‐マサキ‐
名残惜しむ君がいて
別れが来るのが
嫌で仕方がない僕がいる
まだ雪が降り頻る季節
春はもう
すぐそこまで来ている筈なのに…
君と出逢って
付き合い始めた時
顔をよく見つめられなくて
互い照れ笑いしてたよね?
あの頃を思い出す度
懐かしさが蘇る
それなのに…
別々の道を進む事が決まって
互いにもどかしくなって…
「離れたくない」
君のその言葉が
僕の胸を締め付ける
でも
もう後戻り出来ないんだよ?
僕だって辛いんだよ?
どんなに君が
上目使いで訴えても
別れの時は
刻一刻と近付いてる
その瞬間を止めるかのように
君を思いっきり
抱き締めた
これが最後の
精一杯のカタチ
もう、振り返らない…
もう…