詩人:山猫
ほほに突き刺さる
夕暮れ強い風
コートの襟を立てて
少し足を早めた
光飾られた
通りの街路樹
横目で見ながら
あなたが待つ場所へ
最後の時へ
あなたの為と言ったことは
ちょっとだけウソだけど
嫌いっていうわけじゃない
わたしのことを
好きだっていうのなら
お願いわかって
こんな時のわがままも
もう最後だね・・・
恋が終わるときの
辛さは知ってる
だからこれ以上は
優しくしない
声もなくした心に
今すぐ気付いて
こんな時もわがままで
ゴメンね・・・
ひとり歩いていく
あなたの背中に
本当の気持ち
つぶやきだしてる
もう一度やり直せたら
良かったのにと・・・