詩人:甘味亭 真朱麻呂
それ以上の言葉は言わなくていい
それ以上の言葉なんてないんだから
想いの定まらない気持ちならば言葉にしない方がいい
なにも今すぐにとは誰も言わないだろうから ゆっくり本当に伝えたい言葉を探せばいい
まだ夜は終わらない
明日が見えるまで
未来の形が決まるその日まで
自分がわかるまで
心の中にある迷いは消えない
これから歩んでく道
言葉をかき集めて
あるだけの気持ちを
抱きしめたのなら
遠ざかる淋しさも
少しは受け入れられないにしてもそうなるその意味(わけ)くらいはつかめるはずだから
それ以上の言葉なんて今は言わないで
必要のないよけいなさよならは忘れよう
これ以上の涙を憎しみで汚さぬように
あふれ出す悲しみからの涙は汚れなき水
きれいな言葉ほど
ステキな言葉なのか
きれいな言葉って
どんなものなんだろ
紡ぎだした明日に
手繰り寄せた答を重ねていつか終わりを悟るような歳になり後は静かな安らぎがそこで待っているだけ
それ以上の言葉は言わなくていい
それ以上の言葉なんてないんだから
想いの定まらない気持ちならば言葉にしない方がいい
なにも今すぐにとは誰も言わないだろうから ゆっくり本当に伝えたい言葉を探せばいい
この夜は終わらない
今まで傷つけられてた人が誰かを傷つけてそして傷つけて人が今度は傷ついて 立場は変わりゆくもの
そこではじめて人は人の傷みを知ることでその人の気持ちや心になってみないと知ることがむずかしい
傷つけるおろかさや傷つけられる痛みを知らないとなかなかわからない
人はすごく不器用だから 感じてみてはじめてその人たちの立場がわかる
今まで傷つけられていた立場の人は傷つけるおろかさを改めて知り