詩人:どるとる
20階へまいりますそんなアナウンスとともに僕は二十歳の誕生日をむかえるエレベーターはスムーズに少しずつ少しずつ屋上へと僕を連れて行くのですはじまりがあればいつか終わるものだとわかっているから悲しいし嬉しくもあるから僕は僕自身に何ができ、僕自身をどう愛せるかただそれだけが今は心配だよ今は遠い空もやがては目と鼻の先になるのだろうだからだから考えていかなきゃならないこれからはひたすら年齢の坂道を下るだけの人生だからさ。