詩人:あかつき
気づけば10年ぶりそんなこと見せない素振りひとり心さぐり無邪気に記憶をたどりどこからともなく思い出の匂いに誘われひらりひらり舞う蝶この手を伸ばせばもう一度捕まえられるかなあの頃みたいにもう一度手を繋げるのかな変わらない笑顔短く切ってしまった髪何気ない仕草気づいたのは多分僕だけあなたと僕の同じとこを見つける度に羽をもがれたような想いこの手を伸ばしてももう二度と捕まえられない僕が追っているのは思い出の中にだけ舞う蝶