詩人:甘味亭 真朱麻呂
流れ行く時を眺めてた
どうして僕らは涙を流すのだろう
ちょっとした悲しみで心がこんなに蒼く染まるのかな
暮れゆく街並みの中で
必死に生きるすべを探しながら
これからとそれから…そして今
僕らはいつも答を探し求め彷徨う
言葉にならない愛が心の中にあふれた
様々な想いが輝きながら胸を満たしてく
言葉にならないほどの気持ちはいつまでもいつまでも無理に言葉にせずさり気なく伝えた方がいいのさ 現実から逃げ続けた振り返れば遠く長い道だったとまた僕は涙してしまう
そのありがとうの感謝の形を胸に刻み込むように目の前を風のように過ぎ去ってく時の中でいくつものめぐり逢いが教えてくれた事は今も忘れないで憶えている
胸を打つ君の言葉
感謝はずっとあの頃から言葉にしなくても
あふれ続けてるさ
自分だけの世界なんてはかない妄想でしかないってわかっているよ
だけど抱きしめていたいのさ 最後の最後のその瞬間まで
それは僕というひとつの命がいた証という紛れないことだと思うから 伝わらないことのすべては今鮮やかにその身を焦がしやがて光りとなり振り返る誰かの胸を包むようにやさしくなでてくれるから
それは愛…それが愛
愛なんて 感謝なんて言葉にできるようなかんたんな形式の中でおさまってしまうほど単純なものなわけがないから
あえて今は胸にしまう
そんな気持ちをもし抱いたとするならそれでももし言葉にしたいと思うならもう少し大人になってからでもまだ遅くないはず
その言葉の力は衰(おとろ)えたり色あせずきっと伝えた誰かを喜びで満たすはず
時は流れ 忘れてた沢山の言葉を胸に返す
言葉と言葉 心と心
伝えるすべは様々
伝え方を忘れても
その色までは忘れない
小指と小指 脈と脈
伝える時はいつかな
いつになるのかな
感謝の言葉胸を張って 言えるような心を持てる時は何年後…