詩人:どるとる
全視力を奪われた
人は空に召します太陽さえ輝いては見えないのです
べつにそれを蔑んだりするつもりは無いけど
僕のよく知るあなただから気になるよ
あなたの目には
きっと僕らの目には
見えてない何かが見えていることだろう
あなたの心には
きっと僕らの心じゃ感じれない景色が広がってるんだろう
僕は絶えず唄う
隙があれば唄う
君と二人唄う
一見楽しいような
どこまでも悲しいようなそんな唄を
暗闇に閉ざされた
あなたの目にうつる世界には幸せはありますか?
あなたの目にうつる世界には光にかわるものはありますか?
どうかあなたの目にうつる世界に光が戻らなくても
あなたの目にうつってる暗闇が優しくおだやかにうつっていますように願うよ
めくらのブルースとでも名づけてください
あなたが言ったから
そうさせてもらいます
今日も僕はあなたの隣で君に言うのさ
一生そばにいるから
一生守るから
どうかずっと一緒に居ようって
唇の重なる感触だけは確かな愛を君に伝えるから
ほら、僕がわかるでしょう?
愛する君よ
めくらだなんて言わないよ
僕の目には今君がうつっているけど
それ以上にあなたがくれるぬくもりが見えている景色以上の何かを心に伝える。