詩人:まとりょ〜鹿
創造と破壊は紙一重だってね。誰かが。芸術は美なんだよ美。つまりはそういう事で、きっと綺麗だから脆くて。脆いからこそ綺麗なんだろうね。…ん〜、ちょっと愛を語らうには寂しい話に聞こえるなぁ、これはちょっとね。君に対する愛や美意識てのはもうちょい力強さがあるんだよ。スポーツみたいにね。ねぇ。野球だって会話だってキャッチボールが大切だって中学時代にお世話になった副担任の先生が言ってた。ほら?だってそんなやりとりが微笑ましく感じたり、君を知る大事なパズルのピースがそこに潜んでいるじゃない?だから僕は取りこぼしのないようにキチンと心のミットに収めるんだよ。さしずめ僕はキャッチャーだね。うん。…きっとだからキャッチャーの事を女房って呼ぶんだろうね。何となくそんな気がしたよ。素晴らしい事なんだね愛って…
僕は気が済むまで
独り言を喋り続けた
日が暮れても
君がそうやって
視線を僕にくれなくてもね。
一生懸命君への愛を言葉にして
絶やすことなく口にしてみた。
君は溜め息と同時に部屋を出る
僕たちの愛はそこで終わってた