詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕は誰のために生きているのだろう
僕は何のために何を目指しどこへこの先向かっていくのかな
今まで何も考えたことなんてなくただ過ぎゆくままに今日まできちゃったけれど
この先僕一人でやっていけるか問いかけながら確かめながら ひとりぼっちでどうするつもりなのかな 何をするつもりなのかな
何の答も出てはないけど もうこんな歳だしいちいち疑問に思うことに答を出すわけにも言かないから
せめて今日は今日の分だけのたったひとつの答を 真実を出すためにがんばろうかな 出すための今日にしようかなあ
そのために今日を生きてここにいて汗を流す 存在の理由を心の中で何度も叫びながら 僕は言うだろう
ここにいるよと
誰のためにでも
誰かへでもないけれど
それだひとつだけあれば今日を生きる十分な理由になる 立派な意味だろうな
だから 何度も言うんだ
長い旅路の途中巡り会った君にも言うのさ
ごめんね何もできなくて役立たずだよね
いるだけで抱きしめてあげることも不器用で本当にごめんね 繕いのようなキスで図々しいような何にもないから代わりに仕方なくするごまかしのキスのようでとか言うけれど
僕は言うんだ
いつも いつも
そんなことはない
僕にとってはもう
君の存在こそがもう僕を強くして君がいるだけで元気出るし君がそばにいることこそがいちばん何よりの支えだと これ以上の嬉しいプレゼントはいらないと
それ以上はもういらない君からはもう十分すぎる贈り物をもらったあとさこれだけあればいい
私はもらってばかりで何もあげられないばかりでごめんねなんて言葉は だからいらないのさ そりゃ言われれば嬉しいけど それ以上の喜びはその以上の幸せはそれ以上の言える言葉はないのさ もはやもう僕の中には少しもその時残ってないのさ何ひとつ空っぽなのでしょう 心には 少しもないのさそれが