詩人:そほと
ぽってりとむくんだ疲労が目蓋に居座り夜気など深呼吸してやろうと暗幕状のカーテンを『おりゃっ!!』と開けると月齢は知らぬが暗黒の口に光る犬歯が獅子座流星群喰らっていた今この時この時間この空を見上げている連中が居る事を思い出して『俺は一人だから』とつぶやきカーテンを閉めついでに目蓋も閉じたぽってりとむくんだ疲労が目から延髄をころがり落ちて行く