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詩人:甘味亭 真朱麻呂
猫が走る 終わらないうた唄う意味になる 唄う意味がある
唄わなくちゃならない理由がここにある
ボクの中にある
今確かにできたんだ
路地裏の猫が日が沈むのをも静かにみた
自分より寿命が短い老いた猫(あいつ)は今何を想い抱きしめるかな ボクも猫の隣それとなく気遣うようになんとなくちょこん何も言わずただ笑いかけてみた
日が沈む
今日もいつもと同じように気付いてみれば見てみるだけで夕陽が赤く空を染め
やがて深い夜が訪れてボクの心を寂しさが訪ね視界を暗闇がだんだん支配し覆うように眠りを誘い夢に落ちる 落ちる
また今日も
多分おそらく明日も
変わらないだろう
これだけはね ずっと。