詩人:阿修羅
どこに、いけばいい?
こんな世界
駆け出したって
外は夜明け
眩みそうになる、朝日
あたし が少しずつ
融けていく
それはほんのわずかでも
本当、の中に居た?
問い掛けたって
答えはなくて
微笑んだように歪んだ水面を
爪で掻いた
えげつない、が
心地よいなんて と
嗤わないでよ
何が解るの?
オレンジに染まる
その空の
明るさにほっとして
これから始まる
一日の
眩しさにぞっとした
いなくたって、良いよ
耳を塞いで
ここにいてよ
交錯した
目の前をほしがって
状況を怖がって
ごめんなさい
と、未来に謝る