詩人:もとり
身分相応に生きて
幸せを求めつつ
不幸に沈んでる位が丁度いい
欲張らない
求めない
夢見ない
期待しない
明るい私 しか誰も要らないから
不要な私は見られないよう
押し入れに仕舞う勢いで
誰も届かない所へ隠しちゃおう
幸せも遠ざけて
目に見えない所に隠しちゃおう
ほら、これで元通り
失う物が無ければ恐れる事も
夢見ることも傷つく事も無いのかな
芽生えはじめた恋心も
優しさに浸った思い出も
全部全部しまっちゃおう
幸せはいつだって
余計な痛みを連れてくるだけ
涙と共に
これで元通り
2017/02/02 (Thu)