詩人:どるとる
僕の人生は一体なんなんだろうね
安らげもしないのにどうしてここにいるんだろう
誰からも愛されるわけでもなくて
誰かを愛すわけでもないのに
ひとりぼっちでもどうして笑えてしまうんだろう
いっそこんなぼやけた人生ならば
早いとこ死んじまいたい 早いとこ病気にでもなりたい
病気で苦しむ人や
若くして死んだ人には申し訳ないけど
思ってしまうのさ
縁起でもないけど
そりゃそうだけど
僕の人生は空っぽさ
夢も何もあったもんじゃない
何をどれだけ諦めてきたのか
チャンスどれだけ捨ててきたのか
それをいざ言われるととてももどかしいけどだって仕方ないよ
言い訳ばかりだけど
どうしてあなたや
どうして君は
そんなにうまく生きれるの?
どうして輝けるんだ
だから僕は僕自身のために何かをするとか
頑張るとか努力だとか下らねえな
もうこんな人生初っぱなからあきらめてんだよ
誰かを愛してみるとか
誰かから愛されるように努力するとか
そんなきれいごとなんか聞きたくないんだよ
それでもここでこうして吸ったり吐いたり呼吸している時間は大切なことのように感じるから生きてんのさ
答えなんか無いし
最初から正しいことなんかない
間違いだらけで
過ちだらけで
汚れた人生でも
僕は僕なりに
きっとちゃんとちゃんと向き合ってんだ
誰かが勝手に思いこんでる僕のイメージなんて下らねえよ
そんな奴らに僕の何がわかる?
何もわかりゃしないぜ
ひとりぼっち 黄昏
赤茶けた空にポツリ
ひとりごと こぼしてみては 風に吹かれて
ありもしない天の国に思いを馳せてみる
目が覚めても
夢の中でも
やっぱりね
ひとりぼっちだね
それでも生きてる
僕が不思議だ
僕が僕に抱く疑問は僕自身でも解けないくらい難解な謎です
もしも多数決で世界の人たちが一斉に僕を愚かだと言っても
僕は今の僕から一歩も進まないしずっとこのままだ。