詩人:ユズル
水玉模様の日々の真ん中で
ある日心にあらわれる 醜くて
非道で 優柔不断で 剣を振りかざす
そんなヤツから 僕はいつも
目を逸らしたくなる
水玉模様の向こう側で
君はすべて見抜く
剣の振り方がおかしいと指導までする
僕は 泣きじゃくる子どもみたいに
逃げたり 向き合ったり する
あてのない旅をしていると
思いながら そんなこともなく
こんな底まで 人の心は 力は及ぶので
だから 僕は君といよう
恥ずかしい思いをしてしまうけれど
繊細すぎる綿毛を たくさん
集め続けて 正しく この胸の歓びと
一緒に 僕は君といよう