詩人:雪 刀寿
いつかあの世に生まれるのか?
あぁ、 そう言えば、 生きてたな ぼくらは
休み ときどき 遊び
起こしてくれて サンキュ
生涯 寝ぼける所だった
ぼくらは誰かな?
人間の形らしき物
そうだっけ?
あ、思い出したよ
そんな感じ
けど、心をうつして 何にでもなれる
いろいろ そこいら見てみなよ
世は夜 見えないものがあり過ぎる
恋する君を気取るなよ
ぼくは なにげなく寄り添う人でありたい
ん? ぼくより駄目な人、いなかったの?
恋は おどろき いつも
でっかくて、じゃまっけだな
恋までいかない
こぃ = 子 = 小
身がまえたくないだろ?
手を洗っても うがいしても、前と同じ
会話でもない
立派な話でも 別に ない
ただの空気
たのしい たゆたい
はざまのむだ
ひまつぶし クッション
きがねなくリラックス
夫婦でもない 存在してるだけ
あ、そう。
ほっ
一皮むける夏を遠目に追いやって、
妄想も現実さ
べったり あかっぱじどうしのライフ・ロード
架空の世界も、
自然と戯れれば、
カンとコツが身に付く
変身ごっこも、かなり体験した
詩で化ける 風に舞うほこりや鳥月
引っ込みじあん でも、 気は まろやかに駆け巡る
心は、全身すっぽり の こと だよね!
そうさ、そう、成ろうとする時、輝く
たとえ ぼくら、最後は火葬場で焼かれたって、
宇宙じゅうの 港ミナトに降り立って、
つぶつぶで こなごなに散ったって、
生きていようぞ
身体が計画する
ぞくぞくする期待感と希望が見える
裸でむき出し自由な自然