詩人:Ray
この路が
本当にどこまでも真っ直ぐ
続いていると言うなら
どんなに時間をかけても
あたしは絶対
あなたの元に辿り着きたい
昔から「焦る」のが
あたしの悪い癖だから
そんなに飛ばさないで
山の中をゆっくり走る
電車みたいに
ちゃんと周りの景色を眺めながら
ゆっくり ゆっくり
あなたの待つ駅に
辿り着きたい
都会の電車は
快速や急行があって
便利だけど
人がたくさん居て
騒がしくて
路もたくさんありすぎて
きっとあたし
迷っちゃうから
各駅停車で
たくさんの時間をかけて
ゆっくり進むよ
焦ったって
空回るだけだから
あたしたちには
まだ これから
たくさん時間があるんだ
って 信じて
あたしは あなたに
歩み寄りたい
そしてそれから二人
季節の移り変わりを
窓から見える景色で
一緒に
感じ合えたらいいな
お弁当広げながら
二人 ずっと
くだらない話で
笑い合えたならいいな